松本湯@東中野

〜めちゃくちゃ”ととのい”ましたぁ!〜

(銭湯お遍路78湯目)

久しぶりの「銭湯」開拓です。
磨き上げられた清潔な古い銭湯は、本当にリラックスできて最高。特に夏。蝉の声が聞こえてくると、麦わら帽子に虫取り網とランニングシャツ。ノスタルジックな気分になります。

今回は2021年の8月1日にリニューアルオープンした、現代的なサウナ銭湯。

東中野本通商店街を外側に進んで、早稲田通りとの交差点を目指してくてくと。商店街に入ると、ポレポレ東中野という小さな映画館があった。横の喫茶店は割と新しいんだけど、なぜか50年ほど前の黒縁メガネの大学生がいそうな、さすが中央線の匂いがする。

14時にオープン。すいているのを目指したけど10分遅れた。
「おお!」きれいな外見。

受付は下町とは違い、やさしいええ感じ。脱衣場に入ってみると、ん?良かったすいてるやん。服を脱いで風呂場に入ろうとすると、やばい!椅子という椅子にみんなが真っ赤にととのっている。

でも、広い!お風呂も多い。予算を奮発した感じで高級感もある。これは最高!

体を洗って、混んでるかと恐る恐るサウナ室へ。うわ〜まろやかだけど結構熱い。数えると25人入れる広いサウナ室に10名ぐらいで結構ゆったり。温度は100度。そして、なにより湿度が高い。横浜のスカイスパに近い感じ。真っ暗で、入口ドアのガラスからの光のみ。20分に1回オートロウリュがあって、これが結構水量がある。パッと縦長のサウナストーンにライトが当たって、じゅわ〜〜とロウリュウが始まる。

数秒で来る来る、熱い蒸気が。もう最高!

時計は暗くて見えないので体感だけを頼りに、水風呂に入りたいか?と自答する。なぜかジャズがかかってる。妙に音質はいい。でも、これはいらんかな。最近のリニューアルした銭湯は下町でもジャズ。ジャズは好きだけど、なんか違うなあ。じゃあ、演歌か?好きじゃないけど聞き入ってホロッとした経験もあるけど。

まあ、サウナは体が温まればいいので、喋ってもなにしても構わないと最近は思うけど、音楽好きなんで聞き入ってしまう。熱さに向かい合いたいんや。サウナは、考えるな!感じろ!や。感じることに集中したいねん。

で、水風呂。だれもいない。ひとは多いけど、みんなにわかサウナーで水風呂に入らない。若いやつが多い。

ヨシヨシ、君らが水風呂に入るのは10年早いぞよ。
水風呂が本番なのに。残念やなあ(笑)これは助かる。

そんでもって、この水風呂が深い!僕はちっちゃい166センチやから、立ったままちょう耳の下辺りまで水に浸かれる。首筋がバッチシ冷やされる。血液の温度は脳内の視床下部で感知するので、首筋を冷やすのが重要。水温は16度。あと1度下げて欲しいけど。これはこれでまろやかで長時間いれるのであり。2分以上いて、脳がトロンとしてきたので、隣の「不感湯」へ。

これは、28度ぐらいで、何も感じない温度。ちょうど外気浴になるのかな。これは珍しい施設で、都内では池袋の「かるまる」ぐらいか。2人しか入れないのは難点だが、ちょうど誰も入っていなかった。

これは、すごいで!めちゃくちゃ気持ちよくて、めちゃくちゃ深くととのったわ。

寝れる冷風の当たる畳の休憩場所もあったけど、そこも2人で常にいっぱい。ものすごく広いお風呂自体も充実していてる。白人の外人さんが背筋を伸ばしてカッコよく湯船に浸かってる。隣の浴槽に醜いモンモンもふたりもいてる。なんというコントラスト。

大好きな電気風呂もあって全部で5種類ぐらいあったかな。色んな風呂が。全て常に一杯で一回も入れなかったけど。サウナで十分で、お湯に最近は興味がないので腹が立つこともなし。

というわけで、ここが、都内一番の銭湯サウナになってしまいました。外気浴がないのは残念だけど、サウナの湿度が最高でした。

(過去の投稿を加筆修正しています)

中野区松本湯

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